第57回通常総会を開催
更新日:2015年03月24日
水土里ネット鹿児島の第57回通常総会が、3月19日、県土地改良会館で開催され、会員166名(うち委任状77名)が出席して、平成27年度事業計画の決定ついてほか、全7議案を審議した。
総会では、永吉弘行会長が「昨年は、攻めの農林水産業実行元年として、農林水産業・地域の活力創造プランに基づく、農地中間管理事業や日本型直接支払制度など、各種の取組が積極的に進められた。
また、農業水利施設の持続的な保全・管理や国土強靭化基本計画を踏まえた、防災・減災対策に資する各種施策も展開されている。
さらに、人口減少・超高齢化の加速的な進行という課題を克服するため、国と地方、そして、国民が基本認識を共有しながら、魅力のある地方を創生する取り組みもスタートした。
こうした重点施策を実現するための平成27年度政府予算、鹿児島県予算につきましても、いずれも地方創生のための積極予算として編成されている。
このような情勢の中、本会としても、本年度は、土地改良区を核とした水土里サークル活動と中間管理事業の取り組み強化に向けた啓発支援を、重点的に実施してきた。
また、現在、政府において行われている「新たな食料・農業・農村基本計画の見直し検討」において、土地改良制度に関する検証・検討が進められており、現場の実情に、柔軟に適合できるような制度の確立に向けて、地域の声を届けて参りたい。
平成27年度も、会員の皆さま方の利益増進につながる事業活動を積極的に展開することが本会の基本理念であり、国・県の指導の下、関係機関と連携を図りながら、各種事業を一層強力に推進して参りたい。
皆さま方には、これまでと変わらぬご支援・ご協力を賜りたい」と挨拶した。
次に、表彰が行われ、多年にわたり土地改良事業の推進と発展に大きな功績のあった、小浜正春・霧島市国分土地改良区理事長、野元益美・さつま土地改良区事務局長が県知事表彰を受けたほか、35名が土地改良功労者表彰などに表彰された。
また、伊藤祐一郎県知事(福田博史・県農政部長代読)、池畑憲一県議会議長、井上明九州農政局長が来賓祝辞を述べられた。
続いて議事に入り、永野和行・肝付町長が議長に選任され、提案された7議案すべてが可決承認された。
最後に、鹿児島の農業・農村の持続的な発展をめざし、関係者が総力を結集し、農業農村整備事業を強力に推進していこうと決議案が朗読され、満場の拍手で採択された。
◎提出議案
《第1号議案》平成25年度事業報告並びに一般会計・特別会計収支決算及び財産目録について
《第2号議案》平成26年度一般会計・特別会計収支補正予算の決定について
《第3号議案》平成27年度事業計画の決定について
《第4号議案》平成27年度会費等の賦課基準並びに徴収方法の決定について
《第5号議案》平成27年度役員報酬の決定について
《第6号議案》平成27年度一般会計・特別会計収支予算の決定について
《第7号議案》平成27年度一時借入金の最高限度並びに借入方法及び余裕金預入先の決定について