更新日:2016年09月06日
川原園井堰映画記録製作委員会事務局より、案内がありましたので、ご紹介します。
鹿児島県鹿屋市串良町に所在する農業用の取水堰「川原園井堰(かわはらぞのいぜき)」は現役の取水堰としては、全国で唯一、柴井堰という伝統工法を採用する非常に珍しい堰です。
毎年春に管理者および農家の手により掛け替えられる川原園井堰は、その材料となる柴の不足、掛替え作業の担い手の老齢化、技術継承等の課題が顕在化しつつあり、今後の堰の維持管理が困難になりつつあります。
私たちは2013年に川原園井堰映像記録製作委員会(代表:西村祐人)を立ち上げ、川原園井堰が持つ独自の技術や、その背後にあり現代社会では多くが失われてしまった自然観、多様な価値を描き出すべく、記録映画の製作を行ってまいりました。
この度、約5年の製作期間を経て映画が完成し、地元串良において、映画完成上映会を開催する運びとなりました。また、上映会にあわせ、川原園井堰が有する多様な価値や、維持管理に向けた様々な課題を踏まえ今一度「柴井堰と生きる」ことを関係者や農家のみなさんと考えることを目的としたシンポジウムも開催します。どうぞみなさまのご参加をお待ちしております。
チラシはこちらからご覧ください→柴井堰と生きる
長編ドキュメンタリー映画「柴井堰と生きる」上映会及び同時開催シンポジウム「川原園井堰のこれからを考える」
【日時】2018年2月18日(日) 13:00〜17:40
第1部(13:00 -) :長編ドキュメンタリー映画『柴井堰と生きる』上映会
第2部(15:10 -) :基調講演 & シンポジウム『川原園井堰のこれからを考える』
基調講演:中井 祐(東京大学 教授)・村上 修一 (滋賀県立大学 教授)
パネルディスカッション :
コーディネーター:中井祐(前出) パネリスト:村上修一(前出)・大村勝美(鹿屋市産業建設課)
新町浩(串良町土地改良区)・末吉芳美(農家/ 受益者代表)
河野良幸(串良文化協会)・西村祐人(映画『柴井堰と生きる』監督)
【主催】川原園井堰を考える会・川原園井堰映像記録製作委員会
【後援】鹿児島県鹿屋市・鹿児島県土地改良事業団体連合会(水土里ネット鹿児島)
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