第64回通常総会を開催
更新日:2022年04月04日
3月22日、水土里ネット鹿児島の第64回通常総会が鹿児島市のマリンパレスかごしまで開催され、会員142名(うち、書面議決者87名)が出席した。
総会の開会にあたり、宮路会長が多数の出席にお礼を述べた後、「現在新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により、会員の皆様には何かとご迷惑やご不便をおかけしている。今月上旬に、本県のまん延防止等重点措置は解除されたが、引き続き感染症予防対策に万全を期した上で、組織運営並びに事業活動に取り組んでまいるのでご理解とご協力をよろしくお願い申し上げる。
国の令和4年度の農業農村整備事業関係予算は、令和3年度補正予算と合わせ6,300億円が確保された。感染症対策等、厳しい予算折衝の中で前年度並みの予算額を確保できたことは、皆様のご協力とご理解を賜りながら、関係機関に対して、農業農村整備の重要性と必要予算の確保を訴えてきたことと、進藤先生、宮崎先生をはじめ、県選出の国会議員の皆様方のご理解と、ご支援によるもので、改めて敬意を表しますとともに、心より感謝申し上げる。
こうした中、本会では、「食料・農業・農村基本計画」を踏まえた新たな「土地改良長期計画」に基づき、担い手への農地集積を進めるための農地の大区画化や畑地かんがい施設の整備促進に加え、スマート農業の推進に向けたICT利活用による水管理省力化技術の導入支援や水田の汎用化等の推進による高収益作物への転換など、農業生産基盤の強化を図るとともに、中山間地域におけるきめ細やかな基盤整備や農村の振興に資する水土里サークル活動支援などを積極的に推進する。
また、土地改良区におかれては、令和4年度の決算関係書類から貸借対照表の作成、いわゆる複式簿記化が原則義務化される。本会では、会計指導員による個別指導等の業務運営支援を最優先事項として集中的に取り組んでまいる。
このように、令和4年度も本県農業農村のさらなる発展のために、関係機関と連携しながら、これまで培ってきた経験と技術を活用し積極的に貢献していくとともに,会員皆様方のニーズをしっかりとくみ取り、期待に応えるよう役職員一体となって取り組んでまいるので、より一層のご支援とご協力を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げる」と挨拶した。
次に、表彰が行われ、西橋豊啓・屋久島土地改良区理事長、寺田功次・南薩土地改良区中央管理所長が県知事賞を受賞したほか、41名がこれまでの功績を称えられ、土地改良功労者表彰などを受賞した。
また、塩田康一・鹿児島県知事、田之上耕三・県議会議長並びに宮﨑敏行・九州農政局長より祝辞を賜り、進藤金日子・全土連会長会議顧問よりビデオメッセージが紹介された。その後、二階俊博・全土連会長及び宮﨑雅夫・農林水産大臣政務官の祝電も披露された。
その後、議案審議に入り、議長に選任された迫田滝人・垂水市土地改良区理事長の進行のもと提出された8議案について審議が行われ、すべて可決承認された。
提出議案及び決議文の内容は以下のとおり。
◎提出議案
≪第1号議案≫ 令和2年度事業報告並びに一般会計・特別会計収支決算及び財産目録の承認について
≪第2号議案≫ 令和3年度一般会計・特別会計収支補正予算の決定について
≪第3号議案≫ 令和4年度事業計画の決定について
≪第4号議案≫ 令和4年度会費等の賦課基準並びに徴収方法の決定について
≪第5号議案≫ 令和4年度役員報酬の決定について
≪第6号議案≫ 令和4年度一般会計・特別会計収支予算の決定について
≪第7号議案≫ 令和4年度一時借入金の最高限度並びに借入方法及び余裕金預入先の決定について
≪第8号議案≫ 役員の補欠選任について
挨拶を述べる宮路会長 県知事表彰を受ける
西橋・屋久島土地改良区理事長
県知事表彰を受ける 塩田鹿児島県知事による祝辞
寺田・南薩土地改良区中央管理所長
議長を務めた迫田理事長 本会職員による決議案の朗読